GIFT
はじめにご忠告させていただきます。
いつもながら読む価値などございません。
心と時間にゆとりがある方のみお進みください。
バレンタインは幕を閉じた。
今年ももれなく社交辞令をいただいた。
これが思いやり予算というものなのだろう。
なんとも義理がたい。
これに対するお礼の言葉は、
もはや「ありがとう」ではなく、
「かたじけない」である。
さぁ、お返しを考えねばなるまい。
御恩と奉公
キャッチ&リリース
Give & Take
とにかく義理に全力で応えねば。
できれば、とんとんでお願いしたい。
う~ん、何にするか。
こうなるとますます、
ホワイトデー = キャンディ
を確立出来なかった事が悔やまれる。
商魂たくましいチョコレート業界にくらべ、
キャンディ業界の皆様ったら、
シャイなんだから!
ただ、私は恵まれている方であろう。
妻は何を返しても喜んでくれるし、
会社の皆様へのお返しは、
おにぎりでいいだろう。
やはり米は日本の心だ。
だが、若いカップルはそうはいくまい。
まして付き合って間もないなら余計だ。
チョコをいただく瞬間にどこからか聞こえてくる。
「このチョコに対するお返しはな~んだ?」
そのささやきに大いに苦しめられてる事だろう。
昔ならとりあえずドンキにいってヒントを探したものだが、
今の若者はいかがするのだろうか..
あまり高価なものは危険だ。
それが君の物差しになる。
次が大変になる。
もし来年、軽いものですましてしまえば、
「愛も冷めたものだ。」
と言われかねん。
2年目以降のカップルの
愛の大きさをはかる単位は「円」である。
かと言って、あまり適当にすますのもよくない。
その場では、彼女は喜んでくれるだろう。
だが、女性の中には、
女性同士になるとキャラがかわるものがいる。
「ホワイトデーのお返し〇〇だったんだけど~~ありえなくな~い」
「うけんね」
「ギャハハハハハハハ~」
これは実際に十数年前、某居酒屋チェーンで聞いた、
女子達の会話だ。
まさに、
である。
しかし、安心していい。
なぜならお返しの正解は必ず彼女が知っている。
でも、直接「何が欲しい?」と聞いてはダメだ。
「ホワイトデーのお返しなにがいい?」
「わたしはなにもいらないよ♡」
「でも、何かお返ししたいからさ」
「じゃ、チュッパチャプスのストロベリー♡」
・・・・
罠だ~間違いなく罠だ~
そんなお返し、カノジョラーのリストにはのっていない。
もしその誘惑に負けたら、
だ。
焦るな。
ヒントは必ず彼女の口から出る。
デート中にこんな言葉を聞いた事はないか。
「これ可愛いよね~」
「これいいよね~」
「これすごいよね~」
彼女が欲しいものはそれだ!
この時期に、この言葉を発するのは
ホワイトデーに対するヒント、
いやアピールなのだ。
「これホワイトデーのお返し」
「えっ!?これあの時の・・覚えててくれたんだ~♡」
女性は賢く恐ろしい。
楽天やアマゾンは
すでに、ホワイトデー特集たるサイトがある。
バレンタインはチョコ一色だったくせに、
バック、ブランド、ジュエリー
などといった項目まである。
もう見忘れたとは言わせない。
そんな空気である。
ホワイトデーまであとひと月。
若者たちよ。
知惠と財力の限りに戦うがいい。
いちばんきれいなものってなんだろう。
いちばん光ってるものってなんだろう。
きっと、チュッパチャプスではない。
さぁ、さがせ。
それを悩める幸せを噛みしめて。
ご拝読ありがとうございました。
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